松前藩主の黒色Diary

タイトル通りです。松前藩主とかいうどこぞの馬の骨が、日々を黒(歴史)に染め上げていく日記です。

トレーニング期間が終わった

この2週間、ずっと研究室のトレーニング期間でした。

いくら昔から遊びに行っている研究室とはいえ、遊びに行くのとトレーニングは訳が違って、覚えることが多かったです。おかげで毎日くたくたになって帰り、ストレスからPUBGmobileをプレイしまくった結果、自分でも分かるくらいうまくなりました。何やってんだろう。

 

 トレーニング期間中色々と思うところがあり、久しぶりにこのブログも更新したいと思い、こうして何かを書こうとしているのですが……。いざパソコンの前に座ると、意外と文章が出てきません。まとまりのない思い付きばかりが脳裏に浮かんでは消えるばかりです。

一つ書きたいのは、研究テーマに関することかなぁ。ありがたいことに先輩方から色々と助言をもらっています。

しかし申し訳ないのですが、あまり自分には響かないことばかりでした。

そもそも卒業研究に対する考え方が違うような気がするのです。あまりこんなことを言ってはいけないのですが、僕は卒業研究に対してさほど頑張ろうという気はありません。

なまじっかGPAが高いせいで、周囲からは真面目なキャラとして認識されているようですが、僕の本質はむしろ不真面目です。ただ普通の不真面目と違うところは、ずっと不真面目でいつづけることはできないと分かっていて、どこで力を入れ、どこで手を抜くかを見極めていることです。

こんなことを書くといよいよバッシングを受けそうですが、本音を言うと、一番不真面目になるべきステージは、会社員の時です。なぜなら給料は基本的にひと月ごとに必ず支払われるものであり、その金額は同じ立ち位置であれば仕事量に左右されず同じ金額であるからです。つまり、ひと月にどれだけ働いても、逆にそんなに働かなくても、立ち位置さえ同じであれば給料は同じです。

加えて、自分の労働に対して最も利益を得るのは会社であり、自分には大して利益は回ってきません。自分が仕事をすればするだけ会社が得をして、やがて安いお金でこき使われる社畜と化すわけです。

それでも出世レースに出たい方々はいいのかもしれません。他人より仕事すれば他人より早く出世できることでしょう。でも僕は出世する気もありません。

そんな僕が会社で取る行動なんて、たかが知れてますよね。

そう、クビにならない程度にサボるのです。

会社で手を抜くためには、従業員の多い会社に入った方が良いでしょう。

従業員の多い会社とは、すなわち大企業。

大企業に入る確率は、いい大学をいい成績で出た方が高いでしょう。

だから僕は頑張って成績を伸ばしてきたわけです。

会社に入って失い続ける信用を、今のうちに積み上げておきたいがために、いい子を演じていたのです。

では卒業研究は、成績に対してどれほど反映されるか。

もちろん反映はされますが、正直そこまで影響はありません。

既に単位数も多めに取り、成績も高く付けた僕には、ゼミの単位は不可でさえなければあとはどうでもいいのです。

なら、取るべき行動は決まってますよね。

そう、不可にならない程度に、サボるのです。

もちろん、何もやらないということではありません。ただ、頑張ることもありません。

それなりの成果を出して、それなりの卒論を書き、それなりの成績を貰うつもりです。

むしろ卒業研究で重視すべきは結果ではなく過程です。卒業研究を通じてどれだけ楽しいことができるかが大事です。

僕は人生楽しんだもん勝ちだと思っています。だから人生全体において楽しい時間が最も長くなるように人生設計をしています。

いい会社に入って楽しい思いをするためには、いい大学に行った方が良いでしょう。だから頑張って色んな目先の楽しいことを我慢して、受験勉強に励んだわけです。このケースでは、小さな楽しみを犠牲にして大きな楽しみを得ました。

では卒業研究はどうでしょう。話を聞けば聞くほどに、結果は出ないし厳しいし難しい辛いしで、いいことはほとんどありません。比較的楽しそうな研究室を選んだのですが、卒業研究はとても辛そうです。

で、リターンはほぼなし。学生の分際でメディアに乗るような大発見は滅多にできないし、大きな楽しみは得られないでしょう。

なら目先の楽しみを追及してもいいでしょう。

そう思って、ここ数日はPUBGmobileに加えて、RimWorldもプレイしていました。先月は、月の彼方で逢いましょうもプレイしました。積読も消化しました。めちゃくちゃ楽しい日々でした。

ここでようやく話が戻りますが、そんな辛く苦しい卒業研究のテーマを、真剣に考える価値はないと思えるのです。

だから、僕は研究テーマは自分が楽しいと思えることを優先して、結果の出やすさなどは二の次とします。先輩方は、ちゃんと発展性のあるテーマを選んだ方が良いといってくださったのですが……僕自身に発展性がないので、どうしようもありません。

なのでこの3年間の目標は、とにかく楽しむことです。成果は出ればラッキーくらいに思っておきます。

社畜の予行練習

一ヶ月ぶりです。お久しぶりです。

この前、実家に帰省した時に、話の流れでこのブログを親に見られてしまいました。

僕はもうおしまいだぁ……!

 

それはさておき。今日は卒業研究配属研究室発表日でした。漢字がやたら多いですね。僕の中での漢字のみの最長単語は初期微動継続時間なんですけど、それを上回ってきましたね。

以前にも書きましたが、このブログは節目などの、複雑な感情が渦巻いて心の中が整理しきれない時のメモ書きとして運用しています。やはり今日は色々と考えることが多かったので、また色々と書いていきます。

 

まずは昨日の話。大学生は人生の夏休みなどと言われますが、大学4年生から始まる卒業研究はとても夏休みとは言えないような日々になると思われます。つまり、昨日は夏休み最終日なのです。本当の夏休み最終日は溜めた宿題を消化するイベントで決まりですが、現時点で特に宿題は課されていないため、昨日はバカ話ができる最後の日だと思い、バカ話をする会を開きました。

一緒にゲームして、炭水化物しかないような飯を食べて、本当にくだらない恋愛話で夜を明かしました。男を食って回る性欲モンスターは対岸の火事ではない話とか。何この売れないラノベタイトルみたいな話。あと周囲にはメンヘラしかいないとか聞かされると、余計に恋愛する気が失せますね。まぁその前に僕には恋愛する資格を有していないのですが。

結局僕は一度も恋愛しませんでした。もしかしたら僕が恋愛感情を正しく認識していないだけで、恋愛していたのかもしれませんが、少なくとも僕の意識上では恋愛していません。

正直、恋愛には興味あります。恋愛している人たちって(相手の愚痴を言うこともあるけど)やっぱり楽しそうだし、恋愛している人にしか分からない思いがあるのなら、それを味わってみたいとは思います。

でも昨日のような泥沼の話ばかり聞かされると、どうしても斜に構えてしまいますね。好きな人とふとした瞬間に目が合うだけで嬉しくなるのかい。僕は下ばかり見て歩いているので誰とも目が合いませんねー。何なら下を向いて歩きすぎたせいで、前を向かずとも人の気配だけで他人とぶつかることなく避けて歩けるくらいの技術が身に付きました。もし東京オリンピックに地面ガン見障害物競歩という種目があったら、僕はその日本代表になっていることでしょう。何だそのマニアックすぎるスポーツは。

何というか、バカの波長が合うやつらと一緒にバカな話をして、バカなことをしている瞬間が一番青春しているなって思いますよ。恋愛は傍聞きする限り、めんどくさそうです。

 

そんなバカ話回3時半まで続き、眠気が限界になった僕の一声で解散となりました。

それから風呂入って洗い物して、寝たのは5時半。ちなみに配属決定は11時に公表なので、9時半にアラームをかけて寝ました。

起きたら12時半でした。

僕はもしかしたら別の世界線に迷い込んでしまったのでは……と現実逃避できる時間すらなく、急いで身支度を整え、配属決定の張り出しも見ずに直接第一希望の研究室に行きました。これで第一希望が通ってなかったらどうしようなどと思いましたが、あとで見たらちゃんと第一希望だったので良かったです。まぁ成績と研究室の人気度を鑑みて、まず落ちることはないと思っていましたが。

いやー配属決定が張り出される11時の少し前から学科の掲示板に待機して、さながら合格発表を見る受験生のようなドキドキ感を味わおうと思っていたのですが……。でも12時半に起きて研究室集合13時と知った時のドキドキ感は味わえたので、これで良しとします。何が良いんだろう。

 

新入生は8人で、うち4人は仮配属なので知りあいでしたが、後の4人が顔と名前がギリギリ分かる程度でした。しかもうち1人は留年した1つ上の代の人……現実なんてこんなもんですよね。自分の知り合いだけで埋まる未来を妄想したこともありましたが、そううまくいきませんね。

加えて、来週からは平日は10-18時でトレーニング実験があり、なかなかハード。

研究テーマは一応希望を聞いてくれるみたいだが、ダメもとで、というスタンスらしい。発展性は見えないがやりたいテーマをやるか、興味はないけど発展性はありそうなテーマをやるかそれなりに悩みます。まぁ修士論文なんて本当の研究の世界から見たらおままごとだろうし、発展性なんて考えずに好きなことをやればいいかなと、今は思っています。

とまぁ、初日から不安要素ばかりを並べ立てられ、やはり卒業研究なるものはめんどくさいものだとげんなりしています。会社のようなスケジュールの中で、知らない人と肩を並べ、先の見えない課題に取り組む……傍から見ればなんて不幸な会社員なのでしょうか。なるほど卒業研究というものは残酷な社会に出るためのトレーニングなのかもしれません。そう思えば我慢もできますかね。僕には社畜の才能はそれなりにあると思っていますので。もしかしたら我慢の捌け口がこのブログになるかもしれませんね。同じ研究室のメンバーにだけは知られてはならないと思いました。

これから3年間頑張っていきます。

松前藩主の名刺開発日記34

大学生の春休みは往々にして2月初めから3月の終わりまで、計2か月あるはずなのですが、理科大の大学3年生の春休みは1か月しかありません。なんでも、3月から各研究室でトレーニング期間を設けたいそうで……。これまで積み上げてきた学生実験の意義を問いたくなりますが、この際しょうがないでしょう。実際僕らも実験なんてものを真面目に取り組んだ覚えはありません。

それでも約1か月はあるので、計画的にそれなりに自由な時間が増えます。

この春休みはスキー旅行があるので、メインイベントは決まっています。

ただこのスキー旅行、一人で志賀高原にまで行くせいで、2泊3日で約6.5万円を消費する計算になっています。一年前は名刺開発のせいで全くバイトに行かなかったので、貯金がどんどん減るばかりです。

その減ったお金を取り戻すべく、今年はそれなりにバイトしようと思うのです。

それでもバイトとスキー旅行だけでは、1か月の予定は埋まりません。

積みゲーはないのですが、いまADVの「月の彼方で逢いましょう」をプレイしているので、それをゴリゴリ進めるつもりです。

でもADVってゴリゴリ進まないんですよね。特に僕は文章を流し読みしたくない人なので、ちゃんと読みながら進めていくと、なかなか進まないしすぐ疲れます。

そこで、ADV以外にも何かしなければと思いました。

その時、ふと名刺が頭をよぎりました。

実は名刺前編を公開した後、ちょっとしたネタゲーを作っていました。そっちの方がより注目を浴びて、何とも言えない気持ちになったのはまた別の話として。

そのネタゲー制作の時に、システム面のスクリプトのテンプレートを見つけました。

名刺には最低限のセーブロードしか搭載されていないクソザコシステムでしたが、テンプレートを適用すればオートスキップはもちろん、クイックセーブ/ロードやコンフィグからの全画面表示まで付いていて、とにかく売られているADVと変わらないシステムが搭載されていました。

これは素晴らしいと思い、むしろ長編の名刺にこそこういったシステムを整備したいと思ったのですが、今までまとまった時間が取れず、一切手をつけていませんでした。

しかし今は春休み、しかも始まってまだ2日目です。せっかくだし、システム面を改善しようと思い、データの移行やスクリプト修正を行い、正常に動くかどうかを確かめるために冒頭部分をテストプレイしたのですが……。

もうね、一文一文が自分の心にぐさりと来るね。

もちろん悪い意味で。

何だこの読む気の失せる文章は!?

いかにもバカが書いたかのような文章が、画面に表示されているのでした。

クリックして読み進めることが、ここまで苦痛だとは思わなかった……。

せっかくなのでシステム面の改善は最後までやりきりますけど、後編の制作は余計にしたくなくなりました。

あー汗かいた。ちょっと早いけど風呂入ってこよっと。

ブログタイトルを変えたぞ

期末試験が終わりました。長い闘いでした。

思えば僕たちは、小学校の頃からずっとテストを受け続けてきました。

テストとは日本語で試練の意味です。ずっと試練を受け続けてきた人生でしたが、大学3年後期、本日をもって概ねテストなるものは過去の遺物となりました。ちなみに僕は社会の異物です。聞いてないか。

まぁ就活が始まれば適性検査だのTOEICだのでまたよう分からん試験を受けさせられるわけですが。

これだけテストを重ねてもいい人材を育成できないあたり、日本の教育界は無能ですね。よって僕が無能なのは現代の教育の腐敗のせいであって、僕自身の性格が腐敗しているせいではないのです。

 

さて本題に入りますと、ブログのタイトルを変えました。

さっき買い物に出かけながら、ふと思いつきました。タイトルは、「松前藩主の黒色Diary」です。

Diaryは日記なのでいいとして、問題は黒色ですよね。

この黒色にはいくつかの意味があるのですが……

とか書くと、思わず身構えてしまいますが、そんな大層な意味はありません。

まず第一に、黒色とは自らの過去、歴史の色です。自分は毎日1つ以上の黒歴史を積み上げてここまで来ていますからね。そんな日々を書き記す日記帳も、さぞ黒いことでしょう。よって黒色Diaryなわけです。読み方は音読み訓読みどちらでも結構です。僕は「こくしょくだいありー」と読んでいます。

次に、黒色は全ての色を重ね合わせた色です。小学校の時に、たくさんの絵の具を混ぜ合わせたらどんな色になるだろう、まさか虹色になるのかしら!?という淡い期待を胸に、絵の具をパレットの上で調合したらおぞましい黒色が出来上がった、という経験は特に男子の皆さんなら持っていることでしょう。今思えば、その時に僕らは初めて、この世界が醜いことを認識するのかもしれませんね。

このブログにも、色々な色があります。最初は名刺と呼称するゲームの開発状況を書いて、ギャルゲーについて思いのたけを語ったりもしました。そしてこれからはもっと雑多な内容の記事が増えていきます。そうしていろんな色の記事があわさってこのブログが出来上がるのですから、さしずめこのブログの色は黒でしょう。

後は何かないかな……あ、人間の黒い腹の中を探るようなブログだから黒色とかもあるかもしれません。

 

ブログのタイトル変更に合わせて、デザインも変えようかと思いましたが、下手に背景とかを黒色にすると見にくいことこの上ないので、従来通りにします。

 

それで、どうしてこのブログをタイトル変更してまで継続するかというと……

これから多分、いろんなことを考えることになるだろうからです。

前回、今年は激動の一年と書きましたが、それは社会に限らず、僕個人としてもそうなのです。

4年生になると卒業研究が始まります。

大げさな言い方をすると、これまでひたすら過去をなぞってきただけの人生が一変します。授業というのは過去の出来事をひたすら覚えるためのものです、だから試験があり、答えがあるわけです。

しかし研究には答えがありません。暗中を模索し、自分で正解を設定しなければなりません。

小学校からずっと、答えを出す訓練ばかり行ってきたのに、今度はいきなり答えのない問題に取り組むことになります。それがどれだけ難しいことなのか、研究したことのない自分には一切分かりません。

これだけでも十分に環境が変化したと言えるのに、同学年の人たちと机を並べて卒業研究に挑むことになります。顔の広い人ならいざ知らず、教室にいても誰とも話さない僕にとっては、卒業研究の始まりは新しい人間関係の始まりです。さすがに卒業研究の際に口もきかないわけにはいかないでしょう。

そして、そろそろ人生最大の決断をしなければなりません。

そう、就活です。

小学校は6年、中高3年、大学は修士まで入れて6年。でも会社に入ったら転職しない限り40年。実に人生の半分を会社で過ごすのです。その会社を決めることは、まさしく人生最大の決断と言えるでしょう。

就活自体はまだ先の話ですが、それに関連して、修士どこに行くかが個人的に一番の課題です。色々と話を聞いて、やっぱり内部進学に心が傾きつつありますが、いいところがあれば外部に行ってもいい気がしています。もう既に大学に4年いるわけですから、そろそろ違う場所に行ってみるのもいいのかもしれません。特に前回書いたように、危機感を失うと一気にやる気がなくなりますから、ここで危機感を補充するために、敢えて外に出るのも悪くないでしょう。ただ外部進学すると、今度は就活に気を取られて研究があまり進まない事態に陥る可能性が高いんですよね。研究職になるかどうかは分かりませんが、研究はしっかり取り組みたいと思っているので、あまり研究をないがしろにしたくありません。そうなるとやっぱり内部進学……という風に、思考が堂々巡りしています。

そういう時に思考を整理するために、このブログを使うのです。

心理学的にも、自己開示を通じて自分を客観視することができると言われています。

自己開示する場はブログの他にもあるのですが、やや内輪感が否めず、適当な文章ばかり書いています。

その点、このブログは一応一般公開なので、全世界の人間がこれを見ることができるという思いの中で文章を書くことになります。そうすると安易な考えでは文章を書けなくなるので、一旦立ち止まって考える時間が生まれます。こうしてしっかり考える機会を作ることで、自らの選択をしっかり検討することができます。

このブログは一旦立ち止まり、また歩き出すための場所なのです。高速道路のパーキングエリア的な……ちょっと違うか。まぁいいや。

もう2千字超かいて疲れましたので、今回はここまで。

一人になっても歩くんだ

2020年が始まりました。この1年は社会にとって激動の一年となりそうですが、僕は以前と変わらずにブログを書いていきます。

 

これタイトルどうしようかな……名刺開発をしていないのに名刺開発日記と書くのはどうかと思うので変えたいとは思うのですが現状何も思い浮かばないので、しばらくこの名前を使い続けようと思います。

 

現在こちらは期末試験の真っ最中なのですが、今期は見事に爆死しそうな予感がしています。

原因は何となく分かります。危機感の喪失です。

そして、その危機感の喪失の原因は、自分の選択に対して必要な要素がほとんど揃ったことにあると思います。

例えるなら、センター試験で9割取れたから基本どこでも入れると思って二次対策に手を抜く受験生みたいな感じです。こんな考えしてるから浪人するんですね。

ただ一昨日にようやく危機感が生まれてきました。僕は向上心がないので、いい点を取りたいという考えではなく、悪い点を取りたくないという考えで勉強します。

だから悪くない点数が保証された場合、僕は勉強しなくなります。

実際まともに勉強せず3科目ほど受けて2科目ヤバいことになりました。

そこでようやく危機感が生まれ、勉強しなければと思いました。

 

加えてこの危機感をいい意味で更に助長してくれたのが、友人の存在です。

一昨日に友人が僕の部屋に来て一緒に勉強会をしたのですが、そこで気づかされたのは、一人の視野では限界があるということです。

同じ授業の資料を見て、僕は何も思わずにスルーした点を、彼は問題として取り上げ、しかもそれがなかなか難しい。スルーするほど簡単なはずなのに、いざ真面目に考えると意外と分からないものです。

自分一人では気付かず、彼がいたからこそ見えた景色が、確実にありました。

今になって考えれば、世界というとてつもなく大きいものをたった一人の視点だけで見たところで、ほんの一部しか明らかになりません。

だからどこの国にもトップのすぐ下には何とか大臣がいて、その大臣の下にはたくさんの人がいて、そうしてようやく一国の現状を把握するわけです。

会社も同様に、社長の下には幹部陣がいて、その下にはいくつもの部があって、その下に課があって……という、視点の層状構造のようなものを作って、会社を回していくわけです。

そうしてたくさんの視点を持った国や社会ですら滅びゆくのに、たった一人の視点だけで世間を渡っていくことなど不可能に近いのでしょう。

 

それでも僕は、これまでずっと、人間は一人でも生きていけると思っていました。

突然話は変わりますけど、智代アフターのエンディング曲「Life is like a melody」がすごく好きなんですよね。原曲もいいですが、麻枝准さんが曲を作ってひょんさんが歌うユニット「Satsubatsu Kids」verが壮大すぎて、泣けるくらい好きです。

http://key.soundslabel.com/satsubatsu_kids/

この曲の1サビの歌詞「一人で僕らは歩けるか 誰もいなくなってそれでも」と

再サビの歌詞「一人になっても歩くんだ 誰もいなくなってそれでも」

を聞くたびに、僕は一人でも生きていくんだという決意を固めていました。

同時に、必要以上に集団に帰属し、依存する人は弱いと思っていました。二人の足を縛って二人三脚で歩くより、一人で歩いたほうが早いのは自明でしょう。

もちろん世界に一人ぼっちになってしまってはさすがに生きていけませんが、現代社会において、ちゃんと職を得て働きさえすれば、家族や友人はいなくても生きていけます。家族や友人なんてものは究極的には生体の維持に必ずしも必要とは言えない、二次代謝産物でしかないのです。無論今の僕は家族なしでは生きていけませんが、職を得れば一人で生きていけると言えるでしょう。

 

でも二次代謝産物があった方がいいように、自分以外の人間の視点も、あった方が良いことに、一昨日ようやく気付きました。

少なくとも、頭のいい人と友達付き合いをすることはとてもプラスになることが分かりました。

親が入学などの節目に、「頭のいい奴と友達になれ」とよく言っていました。その意味が、ようやく分かりました。

今までの僕は、友達付き合いに対して否定的でした。高校は比較的バカが集まる高校だったので、会話中のふとした瞬間に生徒・教師を問わず「こいつは本質が見えていないな」と思い、興が冷めることも少なくありませんでした。

別に自分が真実を見定める目を持っているとは思いませんが、少なくともあの高校にいた彼らよりは正しく物事を捉えていると、僕は本気で思っています。

しかし今所属している東京理科大学は、世間的に見れば頭のいい方らしく、確かに生徒・教師の大半が、ある面において物事の本質を正確に捉えることができそうです。

そういう人たちと友達付き合いをすることは、視点の拡張に大いに役立ちます。

大学入学した頃は僕も捻くれていたので、理科大もこの程度かなどと思っていましたが、その時の僕はバカだったのでしょう。いや今も2科目落とすくらいバカなんですけど。

でも、ここでなら、僕も友達を作っていいのかもしれないと、少し思いました。

互いが独立した強さを持っていて、依存関係に陥らないのであれば、2人で、あるいはそれ以上で歩いたほうが、より早く本質を見つけることができるのでしょう。

 

とまあ、ここで終わればきれいな終わり方だったんでしょうけど……。

一人で歩くより二人で歩いたほうがいいなんて法則は、理屈では受け入れられても感覚では受け入れがたいものがあります。

だって、20年以上、ここまでずっと一人で歩いてきたんですよ。家族に悩みを打ち明けたこともありましたけど、多分ほとんど打ち明けていませんし。

で、40代半ばくらいで過労死か何かで死ぬという人生計画を立てると、まさに人生の半分が間違いであったということになります。

そんな残酷すぎる事実を、はいそうですかと受け入れることはできません。

誰が自らの半生を無意味だと判定することに無抵抗でいられるでしょうか。

それこそ欅坂46並みに「僕は嫌だ!」と叫びたいまであります。去年の紅白でたまたま見ました。

まぁそんなわけで、今そこはかとない絶望感に打ちひしがれているんですよね。やっぱり一人で歩くことは間違いだったのでしょうか。ずっと信じ続けてきた信念が、新年早々揺らいでいるわけです。わぁなんてつまらないダジャレなのかしら。

松前藩主の名刺開発日記33

お久しぶりですどうも松前です良いお年を。もう2日しかないのに、誰がこの一年を良い年にできるのでしょう。年末ジャンボ当たったら良い年になりそう。

 

久しぶりにブログに戻ってまいりました。あまりにも久しぶりすぎてブログを書いていたころの感覚が戻ってきません。手がなかなか進みません。

とりあえず、名刺後編ですが……

全く作っていません!

この1年が恐ろしく忙しすぎて、物語を作る暇は一切ありませんでした。

多分、ちゃんと計画的に作れる人なら、忙しい中でも少しずつ進められるのでしょう。しかし僕には計画性はありませんので、ある程度まとまった時間がないと作れないのです。

あとは単純にモチベーションの問題ですかね。今年の2月から4月を丸々捧げて、半ば心を病みながらも作り上げたあの作品は、誰にも刺さっていなかったようで。

加えて、名刺を考案した時は、敬愛するKeyがサマポケを出して少し経ったくらいで、個人的にはもうKeyが新作を出すことはないと読んでいました。しかし最近また新作を出すみたいで、自分よりすごい人たちが、自分の言いたいことを代弁してくれるのなら、自分はもう何も言わなくていいかなと思ってしまうのです。

 

ただ一方で、自分が抱える壮大でちっぽけな無力感や諦念感は、僕にしか表現できないという考えもまた強くなってきました。これは以前にこのブログで書いたことかもしれませんが、表現の才能のある人が才能がないという思いを表現することは、さながらお金持ちが貧乏のフリをするようです。本当に才能がない僕としては、諸手を挙げて賛同することができません。無力感や諦念感を実にうまく表現してしまうからこそ、その表現がやや嘘くさく感じてしまうのです。

本当に才能がないことの苦しみというものがどの程度なのか、皆さんは絶対に知りません。なぜなら無能の作った無価値な作品は市場に乗らないからです。だから僕は、その苦しみをせめてほんのわずかな人に届けてみたいです。

来年から卒業研究が始まりますが、やる気と時間があるようなら、もしかしたら後編を作るかもしれません。まぁ多分どちらもないんでしょうけど。

 

では、なぜこのタイミングでこのブログに戻ってきたのか。

1つは単純に、今年も終わりなので、始めに作ったこのブログにもう一度アクセスしてみようと思っただけです。

もう1つは、ここが僕の新たな長文投稿場になるかもしれないからです。

突然ですが、僕の中には中間学年が一番楽しい説があります。

例えば小学校なら3,4年。中学、高校なら2年が一番楽しかったです。

大学は4年あり、3では割り切れませんが、48月あると考えれば、中間の16か月が最も楽しい期間になるわけです。実際ここ一年は結構楽しかったです。

しかし中間の16か月が終わり、最後の16か月が始まります。というよりもう始まっていましたね。

それぞれのステージを3段階に分けたときに、その最後の段階、小学校なら5,6年、中学高校なら3年は、僕にとっては辛い時期でした。小学校の頃は5,6年で最もいじめが激化し、中学も3年は生徒だけでなく教師にまでいじめられる始末で、高校3年はいじめはありませんでしたが受験のプレッシャーで日々が辛かったです。

大学も、これから辛い時期になるのでしょう。まさにこの前、幸せの中に潜むわずかな綻びが、見えた気がしたのです。

その辛さを、今まで通りの場所に吐露できない可能性が、少し見えました。

なので保険をかけて、いまここに戻ってきました。ここなら誰も見ていないですからね。一時期は一日で100アクセスくらい稼ぎましたが、その不気味な取り巻きもさすがに今は見ていないでしょう。

ということで、もしかしたらブログの更新が、細々と行われるかもしれません。

久しぶりにブログを書いたら疲れました。それでは来年で。

松前藩主の名刺開発日記(案内)

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開発日記はゲーム開発期間に不定期に書いた日記で

あとがきはゲーム公開に併せて後悔したルートの裏話みたいなものです。

それでは、心ゆくまで。