松前藩主の黒色Diary

タイトル通りです。松前藩主とかいうどこぞの馬の骨が、日々を黒(歴史)に染め上げていく日記です。

松前藩主の名刺開発日記18

数日かけて手探りで設定したセーブロードは何だったのでしょうか。

ロード時にLight.vnの文法エラーではなく、Light.vnを作っているプログラミング(C++)でのエラーが出てきて全く対処できないので、ゲームエンジンを最新verにアップデートしました。

そしたらセーブロードどころかコンフィグまで整ってましたわ!

一文字も編集することなく、セーブロードが設定できた瞬間です。

 

むしろ別の問題が発生しました。

BGMが反復されず、これまた文法エラーではないのでこちらでは何も対処できないのです。

どうしたものかと思っていたら、どうやらLight.vnの製作者を含めたLight.vnユーザーがSlackというサービスを介して交流を行っていることを知りました。

意を決してログインし、バグ報告の場所に反復されない旨伝えたら

製作者から迅速なお返事が返ってきました。

まだ解決したわけではありませんが、まずは一歩前進ですね。

仮に解決しなくてもBGMが反復しないのは一部だけの話なので、反復を受け付けないBGMだけ差し替えればそれでいいわけです。

それでも一難去ってまた一難というか、ようやくゴールが見えたのに三歩下がるような展開で、若干気落ちしています。何なら毛落ちしているまであります。

 

でも祖父からの隔世遺伝のせいか、この年にして既に白髪が無視できないレベルで多くて……。

約一年前に生物実験をしていたら、近くにいたTA(Teaching Assistantの略。大学院生がやっている)に白髪を引き抜かれそうになった挙句、白髪の話や祖父母の髪量の話をしたところ、そのTAさんに、遺伝学的見地から僕が将来ハゲることを予見されました。

一般人の何の根拠もないお前ハゲるよ宣言よりよほどたちが悪いですね。

これだから生物をかじっている奴らはみんなろくでもない奴なのです。どうも生物系の松前藩主です。

 

ちょっと自分の過去記事を見返していたら、efを紹介した時に

 

efのように、万人受けしないけど、刺さる人には刺さるお話を目指して efのように、人間の本質に迫る話を書いています。

松前藩主の名刺開発日記12 - 松前藩主の名刺開発日記

 と書いて、その後日は

 

名刺製作にも、意識的にも無意識的にもKey要素が結構入っていると思います。

松前藩主の名刺開発日記15 - 松前藩主の名刺開発日記

 と書いていました。

結局どっちだよって話ですよね。

 

efもCLANNAD(Key作品を代表して)ももちろん好きなのですが

どちらか選んでくださいと言われたら、CLANNADを選びます。

要はお話としては、CLANNADの方が好きなのです。

ただ一方で、自分で作るとなれば話は別なのです。

CLANNADのお話すごく好きなのですが、一方で、頭の片隅で、

「でもこの話はあまりにも現実から離れすぎていて、どこか嘘くさい」

と思ってしまいます。いやフィクションなので嘘くさいも何も、嘘そのものなのですが。

あまりにも美しいハッピーエンドのせいで、心が歪んだ僕はむしろ、こんなこと現実では起こらないけどね、とか思ってしまうわけです。

その点、efは決してハッピーエンドの一言で済ませられるような単純な話ではありません。

失ったものは決して戻らないし、全てが丸く収まることもありません。

そして何より、efの登場人物というか、そこに表れる心情がとても人間らしいです。

何というか、夏目漱石の言葉を思い出します。鋳型に入れたような善人も、鋳型に入れたような悪人もいないけれど、ふとした瞬間に善人を振る舞っていた人が悪人に変わる……みたいな話。違ってたらすみません。

CLANNADはまさしく鋳型にいれたような人たちばかり出てきます。

efは現実の人間のように、時に善人になり、時に悪人になってみせます。

要約すると、efの方がよりリアルというわけです。もちろんefもフィクションですし、最後だけ見ると何となくハッピーエンド感ありますけどね。

で、僕はどうも嘘くさい物語は書けないようです。型にはめたようなハッピーエンドを書いて何になるんだろうとばかり思ってしまいます。

あとはまあ、僕の人生は不幸ではないけれども、同時に幸せだとも思ってないので。

ハッピーエンドなんて書けません。サクセスストーリーなんて書けません。

むしろ、ずっとマイナス感情を抱えながら、マイナス勘定をして生きてきた僕は、負の感情もしっかり描写するefみたいな作品の方がより書きやすいと思えるのです。

ただ一方で、じゃあ最後BADENDがいいのかと言われると、そうは思いません。

やっぱりどこかで、最後は幸せで幕を閉じてほしいと思ってしまいます。矛盾していますね。

で、僕の中でハッピーエンドといえばまさにKey作品というわけです。

なので、物語の中心は、efのような重い話……になっているかどうかは分かりませんが、まあそんな感じです。

ただそれだけだと重いだけ(鬱ゲー?)なので、Trueルートを作って、そこでKeyらしく、全部丸く収まる話を作ろうと思っています。やっぱりみんなハッピーエンド好きですからね。

 

長々と書いてしまいました。これだからいつまでたっても完成しないんだなぁ。

明日は久しぶりに外に遊びに行ってきます。